京大卒、De○A勤めのおぢさんの話
出会い喫茶は基本的にマジックミラーを境に男女が分かれているが、飲み物や雑誌を取りに行くときにどうしても男性とすれ違ってしまう。
そのときに「あ、この人になら抱かれてもいいわ」って人がたまに現れます。
運良くその人にトーク入れられたらラッキー、即外出→しぇっくしゅのルート。その人にトーク入れられなかったら、お腹が痛くてトイレを鬼我慢してる電車の中で過ごす時間よりも長く感じる10分を、枯れたシナシナオヤジと過ごさなければいけないのです。
その日は運が良く、ジュースを取りに行った時にすれ違った目当ての男性からトークが。
相手はマスクをしていたためそれなりの顔立ちに見えた。背格好もすらりとしていてなかなか上玉。うむ良いだろうと彼のお眼鏡にもかない、条件も合致したので外出。
新宿の古風なホテルに入り、迷路のような廊下をすすみ受付をすませ、部屋へ。
私はすぐにシャワーを浴び準備を整えようとしたが、彼は緊張しているためかお酒をコンビニに買いに外へ出てしまった。
あら意外と小心者なのか、出会い喫茶の利用も初めてと言っていた。短小者でなければいいのだけれどと、待ちながらシャワーを浴びた。
逃げられることもなく彼は缶のハイボールを買って帰ってきて、すぐシャワーを浴びに行った。もう私はその間にタオル一枚で準備万端。
わたしがやる気満々みたいで少し恥ずかしいような。 まあヤル気が満々なのは間違いでなかったのだけれど。
さあやるぞ!って時に彼のお子様は完全には立ち上がらなかった。ゆえ全然入らない。
うわーめんどくさい男に当たってしまったと後悔した。
前戯の時にお口での愛撫を求められなくてラッキーって思っていたが、いざという時に機能しないのなら意味がないじゃないか!
やっとの思いで合体が成功した時に驚愕した。
めちゃくちゃ気持ちいい。
こんなに気持ちよかったことあっただろうか!相性がめちゃめちゃ良いじゃないか。
しかし相手のイク気配がいっこうにこない。相手は遅漏ではないらしい。
まさか私はゆるゆるになってしまったのだろうか。
結局イクことはなかった。かわいそうに。
なかなかに自分は気持ちよかったので相手の生殺し感とかはどうでもいいのだ。
しかしこの男ピロートークがきもい。
事後にはすぐに帰宅準備に入る人、お風呂に二人で入ることを求める人などを経験してきたが、この人はピロートークがねちっこかった。
彼が勝手に自己開示した後に、私自身のプライベートなことまで踏み込んでくる。
しかも彼は学歴がご自慢のようで興味のない話を延々聞かされた。
割り切り関係は初めてだったようで、私と擬似的な恋愛を楽しみたいご様子だ。
めんどくさいが、良いカモだなと思いましたことをこの場をお借りしまして懺悔させてください。